丁寧な米作りから始まった「美味しい田んぼ」は、お米を入れる容器にもこだわり、2015年オリジナルの「桐米びつ」を作りました。桐は、お米の鮮度を保つことができる理想の素材。農家さんが作ったお米を最後の一粒までおいしく食べてもらいたい、その想いをこの米びつで実現しました。
1.フタをすると外気の湿気を中に取り込みません。だからお米の劣化を防ぎます。
2.桐の成分には抗菌効果や防虫効果があります。だから他の素材の米びつよりも虫が近づきにくいです。
開け閉めが片手でできます。取っ手は銘木「黒柿」を使用。汚れが目立たない黒系色です。
お米の入れ替えは蓋を全て取り外せます。蓋はしっかり閉まるので外からの影響を受けません。
留め接ぎがデザインポイント。キッチンやリビング等どこに置いても馴染むシンプルな箱型。
桐のもつ抗菌効果や防虫効果をいかして、塗装はせず、汚れを防ぐための砥の粉を手作業で丁寧に塗ってしあげています。また、食品衛生法に適合している日栄化工(株)の「ライフボンド」を使用。衛生上無害であることが保障されていますので、安全かつ安心してお米を保存することができます。
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山形県山形市伝統的工芸品である山形桐箱。約90年続く家業を継ぎ三代目職人が制作を担当。 挽き込み留め接ぎなど高い技術、印籠型という気密性の高い技法を用いています。
箱の四方の角は、木口が見えないように作られています。角を美しく見せる留め接ぎは、イモ接ぎとは異なり、どの方向から見ても木口が見えません。
四隅には、ウォールナットを埋め込んでいます。挽込み留め接ぎという手法です。
印籠の構造は大きく、二つあり、この桐米びつの印籠は、一枚の板を、印籠型に切り出す方法。通常の印籠は、内と外で2枚の板を張り合わせます。
印籠の箱は、両手を使わないと開けにくい印象がありますが、米びつはいつでも片手で楽に開けられるように、フタがゆるく感じる程度の遊び部分を作っています。
取っ手に使用している木は日本の銘木「黒柿」です。黒柿は、樹齢100年以上の柿の木だけに黒い模様が現れる貴重な銘木です。 墨絵のような模様は、全く同じものはなく、使い込むほどに手になじんでいきます。
お米は、精米したての適度な水分を含んだ状態が一番おいしいです。特に白米や無洗米は、時間が経つと水分と共にうまみが減り、香りや甘みが減ってしまいます。 お米の鮮度を保ち、最後の一粒までおいしい「桐の米びつ」です。
日々のお手入れ
表面は、乾いた布で拭いてください。時々、中を空にして細かな内容物を取り出してください。
使うコツ
桐は反りにくい材質ですが、お部屋の湿度変化により、若干の反りや膨張することがございます。なるべく風通しの良い湿度の低い場所でお使いください。湿度が高くても、桐箱の内部の環境はほとんど変化しません。フタの開け閉めにより箱内部の環境が変化します。フタをしっかり閉めてお使いください。
経年変化
桐の米びつは、長く使い込むほどに、飴色へと変わってきます。稀に、黒っぽい帯やピンク色に変化することもございますが、天然の成分ですのでご使用に差し支えありません。
もしもの修理
長くご愛用いただき壊れてしまった時はご相談ください。修理ができる場合ございます。お問合せください。職人が修理いたします。※修理は実費で承ります。
お米の保存以外にも、急須や茶碗一式を入れて「お茶セットBOX」にも使えます。クッション性の高い桐を使用しているので茶碗などの収納に適しています。大きさもちょうど良く使い勝手が良いです。